うかうかしてられへん

実をいうと私は一部の昆虫(正確には幼虫)が大の苦手で、特にいわゆるキャタピラ類は子供の頃から大嫌いです。道沿いの垣根に蝶々が舞っているだけで、辺りに人がいなければ走って逃げるほどキライです。

蝶々がいるということは近くにキャタピラ君がいるということで、どうにも我慢できなくなるのです。
この歳までダメなので、死ぬまでダメでしょう。
でも、それ以外の昆虫や爬虫類、両生類については特に苦手意識はありません。
ミミズもクモも蛇も全然平気なのです。カブトムシも子供頃当たり前のように採集にいきました。

なんでこんな話を今ごろするかというと、モモコが亡くなった翌日から一階のどこかから「きんきんきんきんきんきん」と音がするようになり、どう考えても秋の虫の鳴き声なので不思議に思っていたからです。最初は外の壁にでもいるのかと無視していましたが、昨日は二階にいても近くに聞こえるので「あれ? 家の中にいるのかな」と、音自体は割と大きいもののイヤな音でもないから放っておきました。

ところが、今日二階の洗面台にいたらものすごく近くからあの鳴き声がするのです。天井を見上げると小さな虫のようなものがいました。

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(苦手な方、すみません カネタタキという虫だそうです)

 

ここから例の鳴き声が出ているのを確認しました。

「鳴いてごらん」

そういうと2〜3秒後に「きんきんきんきんきんきんきん」と音がします。
そんなバカな、と思っても、こんなタイミングでそれも2日間も家の中で、しかも初めて家の中から聞こえる虫の声。

クモやヤモリはできるだけ放っておいて、好きにさせてあげる主義です。そういうこともあるかもしれませんが、このカネタタキを追い出したりすることが私にはどうしてもできません。
おそらくそんなに長くこの環境では生きられないかもしれません。それに気がつくともう視界にいないのです。

虫かごで飼ったほうがいいのかなぁ・・・

サバ連中が心配で姿を変えて、とか?

 

追記

虫の名前のことを知りたくてつぶやいたところ、教えてくださいました。
みなさん、ありがとうございました。ネットの力に感謝します(下から上が新しい)。

 

 

Tweet2

5時間の中身

昨夜もシーバデュオ、ウェット共に食べられなかったので、ペーストの栄養剤を舐めさせ様子を見ました。

朝の段階で吐いていたら、水曜から予定していた自宅での補液を前倒しでやってみるか・・・

とはいえ、明日は予定があるのでお昼前には出なきゃいけないし、置いていっても大丈夫だろうか? などとつらつら思っていました。

そして今朝、やはりすっかり吐いていて、さらにいつものTV台ではなく床にいました。やっとの姿勢で水を何口か飲み、TV台の横に寝転ぶ。私には一晩でこんなに変わってしまうことが理解できず、さあどうしよう!と頭が混乱して次の動作が思いつきません。

TV台の横でまた吐き、よろよろとトイレを目指します。床を片付けながら見ると、トイレに前足を踏み入れて後ろ足が枠に引っかかった状態でしばらく静止。抱きかかえて中に入れてみましたが、思い返したようにふらふらと出ようとします。
で、出してあげるとTV台の横に戻り崩れるように横になる。

やっと事態の深刻さを理解した私は、押し入れから古いタオルケットを出して床に敷きモモコを乗せてあげました。この時点でもう顔も上げられなくなっていて、時々ゴハンが欲しい時の鳴き声で鳴かれるのでたまりません。
獣医さんに電話して状況を伝えると、「補液したものはお腹に残ってませんか」と仰るので、触ってみたのですがホントに骨と皮だけでタプタプしたものは全く感じません。「そんなはずはない」と言うのですが、そんなことはこの際どうでもいいのでしてやれることを教えてください!と訊くと、何もやらない方がいいと仰います。乾いたタオルで体をさすって毛細血管を刺激してあげるように言われたので優しくさすってみました。

8時過ぎからモモコの横に座り、体をさすったり話しかけたりしながら1時間後くらいでしょうか、横になったまま口を開けて突然敷いていたタオルケットを咬みだしました。下になっていた左側のキバが布地を貫通し、ワシワシと咬むのです。とっさに危ないなと思ったので布を外してやろうとしましたが、拒否するようにしっかり咬んだまま譲りません。見ていれば済むことなのでそのままにすることにしました。

窓の外は予報通り土砂降りになったり陽が出たりと目まぐるしく変化し、あまり明るいと良くないと思ってカーテンで遮ったり、窓を開けたりと、その度にビクンと体を動かしていたのはまだ耳が聞こえていた証拠だったのでしょう。10時頃になって一点を見つめたままになり、そのあと首・手足を思い切り広げて10秒くらい痙攣した状態に。痙攣が終わると息が荒くなり、また落ち着いての繰り返し。

やっぱり夏前に鼻血が出た段階で大きな病院へ行っていればこんなことにならなかったのではないか、と考えたり、ああもう少し経済力があれば何でもしてあげられたのに、と後悔ばかり。

12時、とても苦しそうに全身を震わせて、後ろ足をまるで歩いているかのように動かしていました。そして、左手を固くグーに結び精一杯力をこめて何かを訴えるような仕草をしました。
そこからは、舌を出して開いた口で10秒おきくらいにハーッと息をするのがやっとで、お腹が動くのがそのタイミングのみとなり、「もうそれくらいでいいよ、よく頑張ったね」と言葉をかけてやるのがやっとでした。

ずっとその状態が続き、きっかり午後1時に呼吸が絶えて瞳孔がゆっくり開いていきました。

 

 

モモコが与えてくれたたくさんの微笑み、ハナを育ててくれた愛情、ボギーを受け入れてちゃんと大人にした度量、なにをとってもこれほど素晴らしいネコは世界中にキミしか見当たりません。

他のものを見守る性格はあっちに行っても変わらないかもしれないけど、もう少しワガママを言って過ごすんだぞ、・・・・

 

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決めました

昨夜のリバースから殊の外調子悪そうだったので、朝一で病院へ。

日曜の朝はいくらでも食べられそうな勢いだったのに、月曜の朝はかなり時間をかけて何とか食べるという感じになり、昨晩と今朝は全然食べられずにいました。
ほとんど骨と皮の状態で、抱きかかえる時も手には骨しか感じません。背中の皮をつまんでも全然元に戻らず、ブログエントリにあるように窓辺に佇んでいる姿勢(具合が悪い証拠)でいることが多いです。

とりあえず点滴を300ml投与しながら先生と今後について話し合いました。

口腔内の上あごに突起した腫れのようなものが確認されました。やはり詳細はわかりませんが確実に症状は進んでいるようです。

1.今後長い目で見て治療していくのか、それとも今を重要視するのか

2.大学病院での最新の治療を望むのか

 

私は「今を何とかしましょう」と答えました。

先生は「わかりました. ではステロイドを使いましょう. その代わり一度使い始めたら後戻りはできませんよ. 4〜5日で呼吸が楽になるようなら効いていると考えていいでしょう. 効かなくなってきたら手の打ちようがなくなります」

ステロイドの怖さは、私の母が「トロザハント症候群」を患った経験があるので十分承知しているつもりです。大量投与によって、恐怖とも言える猛烈な頭痛を回避できる代わりに、ムーンフェイスや内出血をはじめ様々な副作用に苦しめられたのを見てきたからです。

漢方も与えつづけているものの、改善につながっているのか判断できません。何より、モモコ自身が苦しそうにしているのが現実な訳で、残りの日々を少しでも楽に過ごしてもらうことしか考えられません。

帰宅すると、ハナぼぎはやや真剣な眼差しでモモコを見つめています。

来週また経過を報告しに行く予定です。

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自分に合う道具

モモコのこと、ご心配いただきありがとうございます。

家の中で家族に囲まれて過ごしてもらう、と決めたけれど時々「それでも・・・」と思うことはあります。
今また少し辛そうな症状になっていて、ティッシュでこよりを作って鼻の穴をコチョコチョしたりしますが、くしゃみをしてくれないので進展がありません。膿が出てラクになれば食べる時の障害が減るのに、今は食欲があっても鼻呼吸がし辛いのでちゃんと食べられないのです。ハナぼぎも心配そうで、そばにいっては佇んで様子を見守っています。

好んで食べる缶詰以外に40g程度のレトルトを何種類か買ってきて、出してあげるのですがあまり進まないようで残してしまいます。それでも終日ぐったりしているわけではなく、居間のTVの付近を場所を変えながら寝たり、爪研ぎで爪を研いだりしています。今日は本格的に涼しくなったので、ネコベッドをきれいにしたところ、入ってくれました。何でもしてやりたいのですが元々甘えん坊なネコではないゆえ、「ワシは大丈夫」と虚勢を張ってるかのような表情がちょっと切ないんですよね。

 

・・・・・・・・・

 

ところで、さきほどTwitterで「FacebookとTwitterの違い」みたいなことを議論するタイムラインを読んでいました。リア充ではない私にとってはFacebookの何が面白いのか全然わからないので、Facebookは放置してあります。月に一回覗く程度ですね。それぞれのスタイルなので、もちろん批判するつもりは全くありません。世界中であれほどの人たちが利用しているのは事実ですから。仕事で使える人は使えばいいし、友達を増やしたい人は増やせばいいと思います。

Twitterは情報収集するにはとてもいいツールです。煩わしいことがキラいだしできるだけ全部読みたいので、フォロワーを何万人集めるとか全然興味がないですが、結局嗜好が似かよった人をフォローする傾向になってしまうようで、多種多様な意見を眺めるとまではいかないまでも、ブックマークやRSSで情報を集めるのとは違って色んなことを知るには向いていると思います。また、リアルタイムで天候や道路、鉄道の情報が得られることもあって、助かったことが何度もあります。

「Facebookは幸せ自慢の場所、Twitterはホンネを吐ける場所」みたいなことも出てましたが、実名でホンネが言いづらい分、Facebookでは美味しいもの食べただの、旅行先の写真だのと『いいね、よかったね』系の話になり易いのかもしれません。まさにリア充。また、社交という意味ではLinkedInのように転職・求人に偏ったSNSというのもありますが、比較的ハイレベルな技術者やエグゼクティブが中心なので、一般に浸透しないかわりにピンポイントで対象となる人にとってはいいサービスみたいです。
さらにこのところ話題のLINEについても若い層には受けているようですが、ケータイやスマホの連絡先がすべてサーバに吸い上げられ、勝手に友達としてお互いのリストに出てしまうというのは私は困るので、使う予定はありません。

先日も大きなクモが現れた時に、「これなんですか?」とTwitterに写真をアップしたら間髪置かずに名前を教えてもらえました。このリアルタイム性は依存度が高いです。

まるでTwitterのつぶやきのようなエントリになってしまいました。

本当のところ

まだまだ暑さが続いています。沖縄には爆弾みたいな台風が襲っていて心配ですが、これからの季節は本土も標的になってきます。いいようにヤラかされないよう注意しましょう。

モモコの具合については変わりないと言えば変わりないし、でも少しずつ後退してるのかもしれません。
今日は、午前中に二階の居間の窓辺で粗相をしました。洗面台以外では初めてです。
最初にネコを飼い始めてから、大人になった子でトイレ以外に粗相があったのはモモコだけです。

食べることについては順調なのですが、出す方ををトイレでしてくれないのはとても心配なのです。

去年までは食べてくれないことが主な症状で獣医さんに連れていったりしたものの、普段は床に寝たりとハナぼぎと変わらない生活だったのに、今回の場合は食べる時を除いて床に降りず、四六時中窓や洗面台の上にいるという奇行に戸惑っています。

抱き上げて床に降ろすと、慌てて元の場所に上がったり反対の窓辺に走って行ったり、まるで床にいるのが怖いようなそぶりを見せるのです。身体的な病気によるものというより精神的な作用と思えるのです。私たちが知らない間に何かがあったのか、それとも他のネコたちの影響なのか、そもそも我々のせいなのか、全然わかりません。

今は疑いのある腫瘍を抑え、腎臓の機能を悪化させないように処方してもらった薬を与えてやることを最優先に、いつもと変わらない生活をさせています。
モモコにどんな症状が現れてもすべて受け止めていく覚悟ですが、特別高齢でもないのに病気とは別に今回のような異変が起きてしまうと本当に戸惑います。ハナぼぎも「おかしいな」と気づいて認識しているようです。

粗相が続くようなら再度獣医さんに相談しようと思います。

ブログをやめたくなる時

モモコの様子は今のところ何も変わりなく、普通にしています。

ササスペ(今回の漢方薬)も、ゴハンに混ぜて食べてくれているので安心しました。
錠剤タイプの「紅雪冬夏」だけ、食後に口を開けて飲んでもらってます。無理なく飲めてます。
全体的に痩せてしまった体型がもう少し戻ってくれればさらに安心できます。

土曜日の朝、食べている最中にクシャミを何回かしたんですが、「クシュン!」と聞こえた時は一瞬こちらも緊張して器の周りをじ〜と見てしまいました。これで出血していたらヤバい、と思いましたが何事もありませんでした。おそらく最初に出血した時も長い時間積み重なった結果なんだろうと考えています。

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にゃぱ家のチーちゃんと桃ちゃんの里親募集で、コメントを読んでいたら暗澹たる気持ちになりました。
世の中、いろんな意見があっていいとは思います。しかし、何でも言えばいいか、というわけではないでしょう。

「自分で飼うつもりもないのに野良猫を保護したのか」
誰がどういう立場で、なんの権利があって言っているのでしょう。

細かいことを並べても仕方がないので言いませんが、事情も察せずにこうした心ない言葉を発する気が知れません。

ウチにもモモハナという先住ネコがいて、ボギーが来ました。ボギーはとても人気のあるブログで多くの方々に認知されていたネコでしたから、その里親がブログをやっていたことで初めての方がたくさん見に来てくれました。
けれども、その中のごく一部の人が知りたいのはボギーのことであって、モモコもハナもオマケなんですよね。オマケはいいから、主役を可愛く撮った写真を載せておけ、ってなもんで。

私たちがボギーの里親になったことで、どれだけモモハナに負担を強いたか、どれだけ葛藤したか、なんてことには全く興味ない人がいるんだなぁ、と当たり前のことですが認識したことを覚えています。

それと同じことが起きているんだと思います。

私はいろんな意見があることはいいことだと思っています。
今回のモモコの件でも、たくさんの皆さんが情報をお寄せくださり、親身になってご自身のご経験をお知らせくださって、改めてブログの力に驚いている次第です。
しかし、そういった感謝の気持ちも吹き飛ばすくらい、ああいった言葉は強力なんですよ。
いちいち反応するな、と言われてもしちゃうんだからしょうがない。

ブログなんて止めたくなる時です。