Donald Byrd Byrd in Flight

このところ、廃盤で長く諦めていた作品が復刻されることが増えて嬉しい限りです。今回も随分長いこと待ち望んでいたアイテムが手に入ったのでご紹介いたします。

Donald Byrd といえば「Fuego」や「Royal Flush」などがすぐに浮かぶわけですが、どれもダメとは言わないまでも心酔するほどではありません。1960年録音の本作を私が押すのは、大胆なアフロキューバンリズムを取り入れた 1.Ghana の心躍る躍動感に他なりません。とにかく、Hank Mobley も Lex Humphries も主役の Byrd を喰ってしまうくらいの素晴らしいパフォーマンスを繰り広げ、ゾクゾクするような興奮をもたらす大好きな曲です。おまけに曲によってはやはり大好きな Jackie McLean の alto sax も楽しめるのでアルバムとしての価値も高いはずなのに、なぜかここ20年くらいは手に入りませんでした(私の知る限り)。

アタマの1曲買いは昔からやってますが、聴いていくうちにジワジワと収録曲の良さが分かってくるっていうのはご経験ありませんか? LP時代の録音特性として、円周の大きい外側のほうが情報量が多いため、アーティスト側は自信曲を1曲目に持ってくるものでした。構成上必要だからとかではなく、まず1曲目に聴いて欲しいものを持ってくるのがアナログ時代の常道だったようです。CD以降は逆に読み取りは円の内側から再生しています。ディジタルなので情報は均一になったんでしょうが、風情がなくなりました。とまぁ、そんなことはどうでもいいですが、このCDが手に入り、聴くたびに Ghana で感動の涙を流しています。おすすめ。

Donald Byrd, trumpet
Hank Mobley, tenor sax(1,3,4)
Duke Pearson, piano
Doug Watkins, bass(1,3,4)
Lex Humphries, drums
Jackie McLean, alto sax(2,5,6)
Reginald Workman, bass(2,5,6)

1. Ghana 7:19
2. Gate City 7:27
3. Lex 5:02
4. Little Boy Blue 7:36
5. “Bo” 6:32
6. My Girl Shirl 5:48

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です