Zoot Sims If I’m Lucky

自分の感覚だけで選んでいくと、当然一般的な評価とは全然違う観点で好きな音楽の世界が出来上がっていきます。つくづく、この食堂は偏ったメニューだなと思う次第で。

Jazz を聴き始めてしばらくすると、歴史を遡って古い時代の巨人といわれる人たちによる演奏にも関心が広がっていきました。Swing 時代の巨人、例えば Lester Young であるとか Ben Webster、Coleman Hawkins らのような花形 sax プレーヤーもそうです。
その Lester Young の系統に位置する Zoot Sims は、彼らのような華々しいスポットライトを浴びていたというわけではありませんが、個人的に大好きな sax プレーヤーです。本作は、70年代に沢山のリリース作品を持つ Pablo レーベルでの一枚です。実はこれも1曲買いに近いもので、5.You’re My Everyting が私的には最高の1曲となっています。

この人の中高音域のシルキーな音色は、ノスタルジックでありながら実に心に染み入るような気持ちよさを感じさせてくれる本当の意味での『名手』の音色だと言えます。冒頭で言いました一般論では、1.、3.、4.、7.あたりが本作の評価対象になるのですが、私は逆らって 5.を押します。とろけるような気持ちよさを味わえます。

Zoot Sims (tenor saxophone)
Jimmy Rowles (piano)
George Mraz (bass)
Mousey Alexander (drums)

1.(I Wonder) Where Our Love Has Gone 4:55
2.Legs 6:32
3.If I’m Lucky 5:30
4.Shadow Waltz 5:35
5.You’re My Everything 5:27
6.It’s Alright With Me 6:55
7.Gypsy Sweetheart 4:18
8.I Hear a Rhapsody 6:29

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