Ray Bryant Slow Freight

秘蔵盤というか、廃盤復刻を繰り返す稀少盤ということで入手困難かと思いますが、あえてご紹介いたします。たぶん、ハマると一生モノになる深〜いアルバムです。

初っぱなから、ぐっとアーシーな piano のリズムに「あっ、これ好き」となる方もいらっしゃると思います。リズム隊とホーンのストイックな展開をよそに、vocal comment の Paul Serano の名調子が重なって少しずつだんだんテンションが上がっていき、ラッパが叫ぶ瞬間に気持ちよさが突き抜ける… という感じが何とも絶妙な Slow Freight でまずヤラれてしまいます。
Donald Byrd 作の 2.は軽快なゴスペル調のナンバー。こんな佳作はやっぱり売れないんでしょうね。1.は1972年の有名な「Alone at Montreux」でも聴くことはできるので雰囲気だけは分かっていただけるかもしれません。とにかく、こういうの好きな人って一杯いると思うんですがねえ。今夜も聴くことにしよっと。

Ray Bryant (p)
Richard Davis (b)
Freddie Waits (ds)
Art Farmer (tp, Flh)
Snooky Young (tp, flh)
Paul Serano (Vocal Comment -1.only)

1. Slow Freight 7:01
2. Amen 5:01
3. Satin Doll 4:54
4. If You Go Away 4:52
5. Ah, The Apple Tree (When The World Was Young) 3:36
6. The Return Of The Prodigal Son 5:06
7. The Fox Stalker 3:34

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