Gino Vannelli Nightwalker

今回はJazzではなく、AORというのか、Rockというほうが正しいかよくわかりません。Bistro Tunes でもかなり異色な一枚です。

1980年リリースなので今から30年経ったワケです。当時の私の印象は「洋楽版の西城秀樹」でした。もちろん若い頃の『ろ〜ら〜』的路線でのイメージですよ。この人には熱狂的なファンがいるのでヤタラなことを言うと怒られちゃいそうですが、正直言って大好きです。

都会的なニオイのする楽曲というのは聴いていて単純に気持ちいいし、シャウト系の vocal や必要以上に大袈裟なアレンジも実は好きなので、本作も一旦聴き始めると大体最後までノンストップで聴いてしまいます。Vannelli ファミリーに混じって、Zappa drummer 経験者で現在は押しも押されぬ実力派となった Vinnie Colaiuta がもんのスゴイ存在感を示しているところが強いて言えば今回のピックアップの理由でしょうか。

1.がやっぱりカッコいいです。スカッとします。中盤以降には「おっ、松田聖子か?」みたいなイントロもあったり、ブラコンの Quiet Storm なんかとは違う色っぽいバラードも完成度が非常に高いです。今の時代、上手なアマチュアバンドでもこれをコピーするのは相当難しいでしょう。愛聴盤です。

Joe Vannelli Electric Piano,Acoustic Piano,Organ and Synthesizer
Mike Miller Electric Guitar and Acoustic Guitar
Vince Colaiuta Drums
Brad Cole Acoustic Piano
Neil Stubenhaus Bass
Michael Fisher Congas and Percussion
David Boruff Saxphone
Background Vocals Stephanie Spruill,Julia Waters,Maxine Waters,
Gino Vannelli,Ross Vannelli and Doug Parry

1. Nightwalker 5:08
2. Seek and You Will Find 4:40
3. Put The Weight On My Shoulders 4:46
4. Believe 4:11
5. Santa Rosa 4:12
6. Living Inside Myself 4:24
7. Stay With Me 4:44
8. Sally(She Says The Sweetest Things) 4:31

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Gino

15件のコメント

  1. Cat’s-pawさん
    私も持っています、というか、ずーっと聴き続けている一枚です。
    良く言えば「ドラマチック」、悪く言えば「表現過多」
    どっちにしてもドキドキするサウンドですね。
    バラード曲でさえ、聴いていてこぶしに力が入ります。
    ヒット曲の「Night Walker」「Living Inside Myself」はもちろん、
    「Put The Weight on My Shoulders」「I Believe」なんかもGOOD!です。
    CDの裏ジャケを見ると日本語版とオリジナル版は曲順が異なるようです。
    (日本語版を基準にすると、オリジナル版は1・4・2・6・5・3・7・8の順)
    A&M時代の1974年のヒット曲「Peaple Gatta Move」も大好きです。
    (残念ながらCDは持っていません)

  2. やはりA&M時代の1978年のヒット曲「I Just Wanna Stop」も文句なしの名曲
    ですが、これはAORの王道といった雰囲気ですね。

  3. そらみみさん
    やはりお持ちでしたか。
    てか、日本人好きですよね、これ。
    これの前作の評判が良いようですが、どうですか?

  4. Cat’s-pawさん、はじめまして。
    ブログランキングのジャケ画像から参りました。
    コレ、傑作ですね。ジノさんのアルバムの中で一番好きな作品です。
    前作の”Brother to Brother”も素晴らしいデキですよ。ジノさんの
    最高傑作と言われています。
    そうですか…ヒデキさんですか。
    私は『カナダのシモン・マサト』と呼んでいます。
    乱文失礼いたしました。

  5. Cat’s-pawさん、こんばんは。
    「Night Walker」の一枚前と言うと「Brother to Brother」ですね。
    アルバムは聴いていないのですが、この中にある「I Just Wanna Stop」と
    「Wheels of Life」のMP3がPCの中に残っていました。おそらくベスト版の
    CDをレンタルしたのではと思いますが、記憶が飛んでいます。
    「I Just Wanna Stop」はAORの王道という感じの、抑えが効いた曲ですが、
    「Wheels of Life」は異常なまでにドラマチックに仕上げたバラードで、
    彼の本領発揮という感じの曲でした。ちなみに、両曲ともバックの女性
    コーラスが良くマッチしています。
    ところで、パット・メセニーの芸術的な爆発ヘアーとはちょっと違いますが、
    ジノ・バネリのヘアーも凄いですね。
    おっ!ヤセガエルさんのコメントが入ってましたね。
    『カナダのシモン・マサト』復活した後の2007年頃の動画を見ると、
    そのものズバリのヘアーでした。

  6. ヤセガエルさん、はじめまして。
    更新が滞り気味でランキング参加の意味があまりありません。
    こんなところへようこそいらっしゃいました。ご来店ありがとうございます。
    私はAORは不勉強で、Gino Vannelli はこのくらいしか知りません。
    こうして知識を分け与えていただくと何よりも嬉しいです。
    これからも末永くご贔屓くださいませ。

  7. そらみみさん
    この分野はヤセガエルさんやそらみみさんのホームフィールドのようです。
    私は、drums の Vinnie Colaiuta の Frank Zappa Band オーディション話が好きです。Zappa が「自分が受けても絶対落ちる」と言い切る自身の band への超難関オーディション。
    Colaiuta の時も1,000曲は優に超えようかというレパートリーからランダムに何曲も演らせて、すべて完璧にこなしたので採用になったと聞きました。
    最近の彼はすっかり Jeff Beck づいていますが、私は Ricky Peterson の「Nightwatch」での演奏が何とも言えず好みです。

  8. Cat’s-pawさん
    NightwalkerのVinnie Colaiuta、改めて聴いてみました。
    「Santa Rosa」でのGino Vannelliのボーカルとのバトル!
    「Nightwalker」での完璧なバッキングと、凄い才能を感じます。
    Ricky Peterson の「Nightwatch」ではタイトでムダの無い、
    しかし全く手を抜かないドラミングが光っていますね!
    もう一枚、Sting の「Brand New Day」でのVinnie Colaiutaも
    聴いてみました。Stingのボーカルとクールなドラミングがとても
    良くマッチしています。
    Vinnie Colaiutaは個性を貫くタイプというより場面、場面で
    要求されていることにすんなり対応できるタイプのようですね。
    Jeff Beckとはやっぱり壮絶バトルでしょうか?

  9. そらみみさん
    叩きまくるとか、テクニック満載もいいんですが、何よりも「ハマ」ってくれないと気持ち良くないですよね。ましてや、現状ではシーケンサーなのか人間なのか判断付きにくい世界になってます。しかも、そういった中で個性を際立たせることがいかに難しいことか。
    ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ [DVD]
    での Colaiuta の演奏を見ておくことをお勧めします。
    ここでの Tal Wilkenfeld に私はヤラれました。

  10. Cat’s-pawさん
    Jeff Beck with Tal Wilkenfeld at Crossroads 2007 Live
    http://www.youtube.com/watch?v=2gO7FI_ogvA
    見ました、前に「Lee Ritenour’s 6 String Theory」でコメント
    された時に Tal Wilkenfeld はdrumsのオジサンだと勘違いしていて
    いました。ブックレットの写真に写っている女性はエンジニアの
    スタッフかなと思っていたのですが、まさにこの方なのですね。
    6 String Theory の「Fives」ではGutherie Govan の勢いに
    押されて、あまりパッとしない感じでしたが、Jeff Beck との
    からみはいい雰囲気ですね。でも一番良かったのは Vinnie Colaiuta
    のdrumsかな。
    Tal Wilkenfeld は、もう少し年期が入れば凄いbassistになりそう
    な気がします。Lady Jaco になる予感。

  11. そらみみさん
    彼女は17歳で bass を始めて21歳には Jeff Beck の bassist になってますんで、相当な才能ですね。slapping でベンベンやるタイプではなくてピチカート中心の一見地味な堅実派という印象ですが、ソロがよく歌うし変拍子とかも難なくこなすので、Jazz から Rock までどこのバンドも欲しがる逸材でしょう。
    おまけにあのルックス(+ズケズケ目立とうとしない)ですからライブではキュンとくる観客続出です。

  12. せんせい!講義をずっとサボっていたらテキストが沢山になっていて驚きました。そしてスクロールしていったらGino Vannelliですとぉ~!
    とても好きだった記憶がありますが、そして先ほどから曲が頭の中に流れているのですが、曲名が全く思い出せません(笑)。後ほどYoutubeで自習してきます!
    いやはや、懐しいです。。。

  13. シュール・リーさん
    久々のご来店ありがとうございます。
    細々と営業はしておりますので時々お足を運んでいただけたら嬉しゅうございます。
    懐かしいとおっしゃることで歳がバレてしまいますね。
    ピックアップがメチャクチャなのが味ということでご勘弁ください。
    当店はノスタルジーに浸っていただくのが目的ですので、極めて正しい反応だと思います。

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