
どんどん行きますよ。次はジョンスコです。
まんま Funk Band の演奏ですが、歴史に残るライブ演奏となっています。
Scofield は、(そらみみさんには馴染み深いと思いますが)Gary Burton のグループに Pat Metheny の後任として加わったあたりから頭角を現し、Miles Davis Band への参加を経て Gramavisionレーベル時代の一連の Funk 路線で世のギター小僧の憧れとなりました。商業的には Metheny には及びませんが、結構好きなことをやって人気があった少数派の一人です。
独特のウニウニ音はこの人の専売特許といえますが、P-Funk(Parliament/Funkadelic)のリズム隊であるデニチェンこと Dennis Chambers(ds) と Gary Grainger(b) が凄すぎて、このライブ盤全部を一気に聴くとクタクタになるほどです。音に対峙というより戦闘ですね。とはいえ、かしましいだけの音楽とは一線を画したド迫力の秘密は、音響の良さで名高い昭和女子大学人見記念講堂での収録というのも関係あるかも。
全体を通じて、スタジオ盤の原曲がこのメンツのライブ演奏になると全く別モノに生まれ変わるということが分かります。Bandが生き生きとしていて、メンバーそれぞれが充実していないとこんな演奏はできないでしょう。7.Trim の16分に及ぶ徹底的な過激さに圧倒されてください。ホント、生で観たかったです、このライブ。
Gramavision時代のエピソードもいっぱいありますが、その後のBlue Noteへの移籍や Metheny との共演、New Orleans音楽への傾注と見事にやりたい音楽をやってメシを喰っている羨ましいミュージシャンがジョンスコです。
John Scofield – guitar
Robert Aries – keyboards
Gary Grainger – bass guitar
Dennis Chambers – drums
1.Picks and Pans 7:00
2.Pick Hits 6:52
3.Heaven Hill 8:21
4.Protocol 9:23
5.Blue Matter 7:34
6.Thanks Again 6:40
7.Trim 16:29
8.Georgia On My Mind 7:02
9.Make Me 4:11
小曽根真つながりで、最初に聞いたGary Burtonは
「Real Life Hit / Gary Burton Quartet」(1985)でした。
こんな音楽もあるのか!と衝撃を受けました。
次の「Witz Kids / Gary Burton Quintet」(1986)で少し
メインストリーム寄りになったかなと思った3枚目が
「Times Like These / Gary Burton」(1988)
いきなり出てきたのが、John Scofieldのギターでした。
全く聞いた事のない音で、アルバムの最後まで「これでいいのか?
何か間違っていないか?」と思いながら聴いていた覚えがあります。
ところが、このギター「クセになる」んですね。
色々なところに出てくるジョンスコの音を聴く度にニヤニヤしてしまいます。
Gary Burtonに関しては、私はECMでの音が好きですね。
GRPに行ってからは、やはりトゲが抜けた感じがします。
そらみみさん
>GRPに行ってからは、やはりトゲが抜けた感じがします
GRPっぽいサウンドというのは歴然としてあります。毒のない音なんですよね。売れるための音というか。Dave Grusin(実は好きですが) も Larry Rosen も商売人ということです。アメリカではいわゆる Smooth Jazz でないとビジネスに乗らないですから。
このアルバムなんてあっちの FM では論外ですね。
おっしゃる通りですね。
でも「Times Like These」でジョンスコのギターだけは
たっぷりの毒気があります。
ジョンスコなど、Berklee出身というか Gary Burton スクール出身の人というのは、とにかく独自性を求められるので日本人も含め個性的な奏者が多いんでしょうね。モノになれば。
昔、あの学校の中にも入ったことありますよ。ある日本人学生と話しましたが、学費がいくらなのかも彼は知りませんでした(苦笑)。
Berklee 出でも、かつて仕事柄お付き合いのあったbassの納浩一さんみたいに、製薬会社の御曹司で京大出身のような人でも一流の人はいます。