食べること

先日、実家に帰った時のこと。以前エントリに取り上げた黒ネコの「クロ」が相変わらずウチの母親の庇護の元でのんびりやってました。クロは半ソトのネコなので、昼間はほとんど家の周りを偵察の時間として過ごし、夕方になると「戻ったので入れてちょ」とアピールして家に上がり、夜は早い時間から母親に向かって寝室に行くように鳴いて催促します。しかし、彼女(クロは♀です)は食が細く、色々と出し物を工夫してもまともに完食することはほとんどないそうです。もしかしたら、近所のお宅で何かもらっているのかも、と考えてもそんな風には見えず、体つき自体ガリガリに痩せているわけでもないのでとっても不思議です。

翻って我が家。年に数回あるかという体調不良の場合を除き、全員食欲を抑えて欲しいくらいの勢いで食べるので、食べなくて困っているネコを見るのはある意味感慨深いです。もちろん食べてくれる方が良いに決まってますが、朝晩のバトルロイヤルに慣れてしまうと「食べ残す」のって多頭飼いだから少ないのかも、と思ってしまいます。私ら庶民は育ち盛りの時代に兄弟姉妹が競って食卓のおかずを取り合ったものですが、一人っ子の友人に聞くと食事の際にそれほどテンションを上げて食べる必要はなかったようです。考えてみれば当たり前ですね、競争相手が居ませんから。ネコも同じなのかなぁと思う次第です。

でも、世の中には一人っ子でもぽっちゃりした人間の子供もニャンコもいるわけで、一概に兄弟姉妹が居ないから食べることに淡泊だとも言い切れないし、やっぱりその子の性格や体質なんでしょうね。

皆さんのところはいかがですか?

10件のコメント

  1. そっかーそうですね、大勢いるからお祭りになるのかと思っていました。
    うちも多頭飼いなのでワーワー大騒ぎですが、以前いた黒猫♀は一人っ子で小柄で小食でした。でも病気とは無縁の健康体でしたよ。全く同じです…。
    黒猫の女の子は小柄で小食なのでしょうか??そんなことないですよね~。
    そういわれてみると、今いる猫たちもガツガツして大佐のように違うごはんを狙うこもいれば、騒ぐわりにはあまり食べないこもいますねぇ。
    謎ですねぇ。

  2. 初めてコメントします。
    うちはオスの1匹飼いなので、食に対する執着はものすご~~~く希薄です(^^;)。いつでも食べられるからでしょうね・・・・。ちびちび食べては、寝て、また食べては寝て。夏場はさらに食が細くなりますが、体調が悪い風も無いので、これがこいつの個性かと。ちなみに、茶トラです。体は大きいんですけどね。
    私自身、いままで犬ばかりだったので、当初犬と猫の食への執着の違いにビックリしていました。食欲が無いから、どうにかして食べてもらおうと悪戦苦闘していました。でも、これが彼のペースのようです。

  3. namiさん
    種の保存という観点では、旺盛な食欲と生殖への積極的な姿勢が必要だと思うので、去勢した我が家のネコたちは前者に限ってはいわゆる「肉食男子」なのでしょう。一方、クロは経産歴はあるだろうし、不妊手術後の今でも近所の♂ネコたちが寄ってくるところを見ると、後者は奪われたしまったとはいえ自らの生存欲についてはちょっと希薄なんでは、と推察します。
    でも、食が細いからといって長生きしないかと言えばおそらくそんなことはないでしょうし、クロも今は家ネコなので少しでも異常があれば母が病院に連れて行くわけで、野生の過酷さと比べれば致命的な危険は回避できているはずです。だから長生きするための条件は人間と同じようにハードルが低くなっているんだと思います。
    大佐は生きることを選んだ一年前から、何か宿命とも言える糸に導かれて今があるように思わざるを得ません。単に暴れん坊というより、もしかしたら何百年も生きていくヨーダのような生命体なのかもしれません。

  4. ラミーさん、コメントありがとうございます。
    ラミーさんちの茶トラさんの様子はクロと全く同じです。でも、別のネコが家族になったからといって猛烈に食べ始めるかというとわかりませんね。miruraさん♂さん宅のちびちゃんのように同居ネコがいながら5歳の今でも食べない子がいるように多頭飼いだけが要因ではないのでしょう。
    食べてくれない→常時カリカリが置いてある状態、が私には想像できませんが、ウチのように日に2回の食事以外はほぼ何もやらない習慣になっていると、ゴハンに集中する環境になるのかなぁとは思います。

  5. 以前に一度だけコメントさせていただきました(モモさんの血液検査のころです)
    うちは雄の1匹ですが、ものすごく食い意地がはっています。今、主治医からダイエットの指令が出ているのでなおさら飢えているかのようで、こちらの食事動画ほどではないものの催促がすごいです。
    食べない子が羨ましい…(毎朝2~4時くらいに一度起こされるので…)

  6. hirokoさん
    いつもありがとうございます。
    まさにハナが来る前のモモコが一時期そんな感じでした。
    2歳になる頃に7kgを超えたことがあって、ニボシでダイエットしました。あのまま突っ走ったら10kgくらいには簡単になっていたでしょう。
    今はニボシではなくて、もっと安全に肥満対策として空腹を満たせるものがあるかもしれませんね。いずれにしても深夜の催促、よくわかります。

  7. 我が家のニャンも食が細くそばで見ていないと
    食べません。食べないからと思ってカリカリを置いて
    おくのですが置きっぱなしのカリカリは臭いをかいで食べません。
    新鮮なのを出してという顔をします。
    以前からこんな状態だったかというと昨年の夏もう一匹が亡くなるまでは缶詰を早いスピードで平らげていたのですがね。一匹になったら食への執着がなくなりました。
    余談ですが終戦記念日が近づくにつれて戦時中の動物のお話を見聞きします。
    ある俳優さんのお話ですが戦時中、犬の毛皮まで必要になり飼っていた犬を泣く泣くお母様が提供されたとのこと。その後戦争が終わって91歳で亡くなるまでお母様は二度と動物と暮らすことは無かったというお話でした。
    縁あって一緒に暮らすと決めたのですから
    できるだけのことはしなければと改めて思った次第です。

  8. ふうさん
    クロも残りのカリカリは見向きもしないで、新しいのを欲しがるそうです。
    戦時中については、ゾウの花子とか、どちらかというと庶民にとっては身近ではない動物の話は聞きますが、イヌやネコはどんなだったかといった話を余り聞きませんね。
    ふうさんのお聞きになった話は、今犬猫を家族にしている人たちがすごく考えさせられるものですよね。昨冬の寒さや最近の猛暑でソトで暮らす彼らを思わずには居られないです。とはいえ、とても自然とは言えない摂理の中で人間の傲慢さだけが後味に残るなんて、自分たち身勝手さを立証しているようなものかもしれません。

  9. 我が家も一人ムスメのせいか、カリカリに関しては執着はないようで日に2回出しっぱなしでダラ食いです。
    一度きちんと管理しようかと思ったのですが、お腹が空きすぎるとがつがつ食べてそのはずみで戻してしまう事が多く、そのやり方はシフォンには向かないのだな と思いまして。
    たまにあげるモンプチ(牛肉)への執着はすごいですが(笑)。
    ところで、拙ブログの最新エントリーに先折れ尻尾猫ファンタジーのブログを本文中リンクさせて頂きました。事前承諾を頂かず失礼しました。問題等あるようでしたらご連絡下さいませ。訂正・削除させて頂きます。

  10. シュール・リーさん
    とんでもありません。リンクありがとうございました。
    しいちゃんはホントに気品があってウチの愚連隊とは住む世界が違う気がします。
    お医者の選択は難しいですよね。ウチはモモコが来た時に、新築で引っ越してこられたお隣の方に教えてもらって今の先生を知りました。そこのお宅はキャバリア・キングチャールズ・スパニエルの子がいてモモコより生まれが早いですが、今でもとっても元気です。
    ゴハンについては、その子のペースというのがあるんでしょうね。環境にも依るというか。我が家ではカリカリを出しっぱなしにするのを想像するだけで恐いです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です