あげないワケではない

このところの寒さで人間だけでなくネコも縮こまっているかというと、ネコたちは思いのほか元気です。
特に朝。我が家は朝晩7時にゴハンタイムなので、その時間前になると彼らの腹時計が一斉に鳴り出し、催促が始まります。朝、5時前ともなるとベッドの中でずっと寝ているぼぎ以外が集まってきて枕元でメシくれ攻撃を始めます。

ぼぎが来て以来、冬の間モモコやハナが夜中にベッドに入ってこないので、早朝に乗ってくる時はハナと力を合わせてメシくれ攻撃をしますが、枕元で我々の頭を殴ったり（思い切り引っぱたく感じ）、わざとジャンプして掛け布団越しに脇腹目がけて着地したりを繰り返し、怒って起き出すのを待つワケです。それに呼応してぼぎが中から這い出して加勢に加わります。頭を殴ると痛いので「コラッ」と怒った途端にベッドから駆け下りて、「よし、そのまま起きてメシをくれ」とばかりに全員寝室から飛び出してゆきます。彼らは要求すれば必ずもらえることを知っていて、こちらが起き上がる頃には階段を下りて厨房の入り口でわぁわぁ騒ぎだし、「早くくれないともっと騒ぐぞ〜」と脅します。仕方ないので下りていくと、今度は安心して順番に二階に戻って用を足し、トイレ周りを砂だらけにしてくれます。配膳後はモモコがハナぼぎに取られないように見ていなければならず、見届けた後にトイレをきれいにし、何とか朝の騒ぎを終えます。

夜も同様にトイレの片付けと配膳に30分は費やし、その後やっと人間の食事の時間になるという生活をしています。多頭飼いのお宅では皆さん同じだとは思いますが、ぼぎが加わって全体的にパワーアップした我が家の場合、他人にこの世話を頼むのは厳しいため、今のところ1日以上家を空けることは叶いません。ですから、夜お誘いがあって夫婦ともに会食したい時はどうしても近場に限定されてしまいます。