雪国のみなさん、すみません

月曜は日本中どこも雪のためにてんやわんやだったみたいですね。私なんぞ、夕べはたかだか高尾（山まで行かないあたり）界隈から逃げ帰るのに必死でした。

街灯のない真っ暗の中、一面真っ白な道を走りながら向かってくるボタ雪。雪に慣れない身で丸腰同然の本土仕様の脆弱な車に乗っているとかなり不安になります。

「甲州街道まで出れば轍（わだち）に乗れる　そうすれば一本道だ」

ところが、出てみたものの危険そうな道に変わりないのでした。赤信号で止まっても「うわぁ〜積もる積もる」という感じで見る見る嵩が増していくように思えました。途中、日野のあたりから渋滞がひどくなり、全然進まなくなってしまいます。見ると、日野自動車の正門前のバス停にトンでもない人数が並んでいました。渋滞のために何本分かのバスが全く来ていないからです。「ホントにご苦労さま」と言いつつ、少しづつ進むと痺れを切らした人々が数珠つなぎに駅に向かって歩道を歩きだしていました。おそらく2kmくらいはあるであろう距離ですが、むしろこの日はそれが正解だったかもしれません。歩く人々と同じくらいの速度で日野駅周辺に辿り着き、その先から徐々に渋滞は解消されましたが、結局立川〜府中に至るまでかなりの時間を要して調布付近まで来るのに3時間近くかかったでしょうか。その間も先行車がツルツルお尻を振っていたり、重機を載せた大型トラックに蹴散らされたり、とスリル満点のドライブを余儀なくされつつ、「そういえば今日運転免許の更新をしたんだっけ」と随分前のことのように思い出したのでした。

ホウホウの体で帰り着くと、「なんだ、遅かったな」という表情でぼぎが伸びをしながら出迎えてくれます。一晩中、雪はどんどん降り続けていたのに、今日の陽気ですっかり溶けていたのには驚きました。でも、また3月頃にドカ雪が降るのかなぁ・・・