おれは潔癖症

ようやく分かってきました、ぼぎの本当の性格が。

このところモモコの調子も良く、食べるのも快調でひと安心と思っていましたが、時々最後の便がゆるいことが増えて2つあるトイレのうち必ず大きいのをするオレンジトイレが汚れる事態になることがあります。後ろ足で踏んでしまってブルブル振ることで、トイレのフチや壁にまで飛んでいるという有り様になります。それこそ、ネコと暮らしている方にしか分からないでしょうが、やっちゃった本人が一番気持ち悪いわけで人間が住む家の中のこととして我々がフォローするしかないのです。アルコール入のウェットティシューを持って歩いた跡を拭い、さらにイヤがる中で踏んだ足を拭き取ることになるのですが、病院の注射とかを思い出すのでしょう、むしろ自分のテリトリの中なのですごく抵抗します。

とりあえず(拭き残しは絶対ある)、トイレや壁もキレイにすると、既に両方とも済ませているはずのぼぎが神経質そうにトイレに向かい、中のニオイを嗅いできちんとならされた砂のあちこちをほじくり始めます。

『だいじょうぶか? このへん、のこってるんぢゃないか?』

それはもう、しつこいくらいに掘り返してニオイを嗅いでいるのです。『おれは、キレイなトイレでなきゃイヤだ』と言う言葉が聞こえてくるようです。自分が入る時は用を足す前後にこれでもか、と砂を撒き散らしていつも飼い主泣かせのオトコが、本当のところは潔癖症なのか。
ハナは以前からモモコがやりっ放しにしてるのをわざわざ砂をかけて隠すことはしますが、片付けた後をチェックするまでは見た記憶がありません。ネコなので踏んぢゃった事実は本人のそばに行けばニオイで分かると思いますが、ハナは年齢を重ねて大らかになったのか、あまり気にしなくなりました。しかし、ぼぎは『おい、ちゃんと始末しれくれ』と、自ら積極的にトイレ管理の任務にあたって、誰かがした後を片付けた後も数回2〜3分おきにトイレに行ってはニオイを嗅ぎ砂をかき混ぜるのでした。

元ノラなんていう経歴は関係ないんですね。実は相当キレイ好きなネコだったのです。

4件のコメント

  1. ぼぎ君の潔癖症
    きりっとしたお顔にも表れていますね^^
    ウチのムックも、大きい方では時々ド派手な展開になります。ウチの場合は硬くって此方までチカラが入りウンチを付けたままカーペットに擦り落とし・・・飼い主はウエットティシューを持って、お尻及び後始末ですが何より出ていただけるのが一番なもので・・・
    ぼぎ君には、ノラさんだった記憶は消えてることでしょうね本当にキレイ好きなキッチリさんでしょう^^

  2. ムックのお母ちゃんさん
    今は元気だからムックもモモコもこれくらいの世話で済んでますが、高齢になるにつれてもっと大変な局面も増えてきますよね。
    ぼぎは豪快な面と繊細な面がだんだんハッキリしてきました。

  3. うちの場合…。
    兄さんが、う○ちをした後にしつこいくらいに砂を掻きます。
    もうええやん…と、こっちが思うくらい。
    砂だけでは飽き足らず、トイレのそばにあるキャットタワーも掻きます。
    で、何度も「ちゃんと隠したよな、おれ」とみてます。
    おチビのほうは…「かあちゃん、でたー!!!見て~」とばかりに、速攻でトイレから出てきます。
    しかも、全然隠れてないし(^^;)。ってか、トイレの中で散乱してるし。
    うちは二つトイレを置いていますが、日によって、一つのトイレに「合作」の時もあれば、ここで作品を作り上げるときもあります。
    くちゃいけど、結構面白いですよね。

  4. ラミーさん
    このあたりが最も個性というか、集団の中の自己の表現というか、無意識のうちに現れるパーソナリティなんでしょうね。
    自分たち人間も別角度から俯瞰すれば、同じことをやっている気がします。

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