先日、にゃぱ♂さん経由でCat's-paw宛に大変ご丁寧なメールをいただきました。
mochaさんという方で、モモコとは病気は違うものの、以前漢方を処方してもらい重篤なネコちゃんの症状を緩和されたそうです(!)。
希望を託し、処方してくださる薬局に相談しました。
まだ、ご紹介していいのか了承をいただいていないのでS薬局さんとお呼びします。
詳細な問診票をお送りいただき、お返ししたので処方薬はこれからなのですが、問診欄の中にあった自己診断のやり方に初めてのものがあり、失礼ながら事後承諾になることを承知で掲載させていただきます。
腎臓の触診方法
(以下、S薬局様の問診票より)
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<腎臓触診>
腎臓は2個あって、位置は背骨をはさんで背中側にあります。
腎不全は血液検査のCre(クレアチニン)とBUN(尿素窒素)の数値で判断します。
ただ、2個の腎臓組織の75%が壊れるまでは、血液検査ではほぼ正常値のために悪化するまで気がつかないことが多いのです。
そのため検査では正常値でも、触診で腎臓の固さを調べてある程度の目安にする事ができます。
「多飲多尿」も始まるようになります。
慣れてくれば、自宅でも自分で触診できるようになりますので、練習してみてください。
触診は猫を4本足で立たせた状態で、頭を自分の方に向いてもらいます。
両手ではさむように、猫のわき腹に左右の手の平を当てます。
両手の親指で猫 の背中を触って肋骨の一番下の骨を見つけましょう。
そこから腰へ数cm、背骨から数cm(位置は個体差があります)のあたりを軽く押さえながら探します。
腎臓の大きさは、通常はその猫の背骨2本分くらいです。
何も無ければ、腎臓は正常です。
玉子の黄身のような大きさの物があれば腎臓です。少し悪くなっています。
腎不全が進行すると、腎臓はだんだん萎縮して小さく固くなっていき、最終的には空豆くらいの固さ・大きさになって働かなくなり、尿が出なくなって尿毒症で亡くなります。
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モモコは、・・・残念ながら黄身大の腎臓がふたつハッキリ触れます。
ハナではほとんど感じません。
ボギーでは全く感じません。
今まで知らなかったので、モモコが多飲多尿なのに腎臓の数値がそれほど悪くないのが不思議でしたが、そういうことなんだと少し納得しました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ちょっと気になってる、という方は一度試してみてください。