2年前の今日、暑い中を♂さんとmiruraさんが我が家にボギーを連れてきてくださいました。
思ったよりも大人しく、緊張のせいかキャットタワーに入ってじっとしていたものでした。
我々はまさか、この子がとてつもない強大なパワーの持ち主だとは思いもせず、どうしたら早く馴染んでくれるかなあ、とのんびり考えていました。
しかし、予感がしたのかハナは押し入れに隠れたままずっと出てこなくなり、挨拶しようとしたモモコにもガブッと一発カマして呆れられ、すっかり嫌われ者に。
日を追うごとに「うるさい、ほっといてくれ」モードになっていくボギー。
モモコはどうでも、ハナとの距離は縮まないまま過ぎていきました。
一週間が経つ頃、我々は一向に馴染まないボギーを見ながら、
「やっぱりお返ししようか」
と考え始めました。
モモコとハナも色々ありましたが、それでもしばらくかかって先住側が受け入れ、見ている間にやっていけそうな雰囲気になっていくのを経験していましたので、簡単ではないけど時間が解決すると考えていました。
ただ3匹の多頭飼いは初めてだったこともあり、なかなか溶け込まない先住ネコたちのストレスを考えると安易に進めていくのはどうなのか本当に悩みました。
真剣にお返ししようと考えていたある日、モモコがボギーの頭をペロペロ舐めているのを見たのです。
舐められているボギーを見るとまんざらでもない様子。一筋の光明とでもいうべき光景でした。
おそらく想像以上に3匹が暮らしていくのは大変だと思いましたが、こちらから受け入れた以上些細なことでお断りするなど無責任極まりないことです。ボギーはモモハナとは全く性格が違うネコだけど、カラスに狙われていたところを助けられた、そもそも幸運なネコなのです。
それにモモコもハナもウチで幸せに暮らしてきたわけだから、幸運なボギーが加わることで不幸になるはずがないと意を決して、♂さんに引き取る気持ちを伝えました。
さあ、それからはご存知のように大変でした。マイペースなのはネコだから仕方ありませんが、パンジャの子であるレオ、ぢゃなくドンガバチョの子らしいボギーの大冒険のような我が家の暮らしが始まり、今に至るわけですが、何とか全員無事でおります。
正直言って、Cat's-paw読者の皆様のおかげでこれまでやってこれました。
こころより御礼申し上げます。